約 5,630,815 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/39889.html
登録日:2018/07/06 Thu 00 46 25 更新日:2024/03/21 Thu 20 56 42NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 XY アサメタウン エックス カロス地方 ジト目 トレーナー ポケスペ ポケットモンスター ポケットモンスターSPECIAL ポケモントレーナー ポケモン登場人物項目 メガシンカ 主人公 人間不信 図鑑所有者 引きこもり 本当は優しい人 第12章 第六世代 籠る者 結構暗い過去持ち 苦悩の連続 鬱病 もう、いいんだよ。ポケモントレーナーとか…は…。 エックスとは、「ポケットモンスターSPECIAL」の登場人物。 デザインモチーフはポケットモンスター X・Yの男主人公(黒髪)。 目つきは公式イラストより鋭いが、無気力な性分ゆえかジト目になっていることも多い。 また、パジャマ姿でいるシーンも多い。 ○プロフィール ○人物 ○エックスの手持ち ○各章での活躍【第12章】 ○名言集 ○余談 ○プロフィール メイン担当:第12章 誕生日:11月6日 年齢:12才(第12章時) 血液型:AB ○人物 幼少期、カロス地方のアサメタウンに引っ越して以来そこに住む少年。 引っ越した翌年にはジュニアバトル大会で優勝し、エックスは大好きなポケモンバトルで頂点を極め、末はジムリーダーか四天王か!?と周囲に騒がれたのであった。 ところが月日が過ぎ、マスコミからの注目に疲弊し重度の人間不信に陥っていたエックスは、部屋から出られない状態が数年も続いていた。 単刀直入に言って重度の「鬱病」「引きこもり」の状態である。 しかも両親は仕事で遠い地方におり、世話をするのは隣人のワイと、その母サキ(例の悪党とは別人)という状況。 毎日ワイは呼びかけを続けていたが、他の幼馴染三人(トロバ、ティエルノ、サナ)はとうに根負けし呼びかけをやめ(それでも毎日家には来ていた)、 ワイ自身も最後はひねくれたエックスの受け答えにキレて家の外壁を蹴ってしまう、という流れが繰り返されていた。 結果として性格はとてもひねくれており、どんな相手であろうと簡単に心を開くことはない。 たとえ世話を焼いてくれるワイ相手であっても、厚意に素直に応えず皮肉を返してトラブルを生むのは日常茶飯事。 『大人』を徹底して忌み嫌っており、劇中ではチャンピオンだろうとジムリーダーだろうと、ポケモン博士だろうと決して心を開くことは無かった。 特にマスコミ関係者を異常なまでに嫌っており、家の外で二大伝説ポケモンが激突するという明らかな危機に晒されても、「マスコミがいる」というだけで脱出を拒否するほど。 だが、決して薄情なわけではない。仲間が危機に陥れば即座に救おうとするし、人並みの正義感も持っている。 ただ素直に行動しないというだけなのである。 シリーズ前章の主人公が、本作後に「先天的にそうした感覚を持たない」ゆえに行動的かつ傍若無人だったと判明したのとは対照的と言える…って振り幅が極端過ぎるわ! ひねくれた性格も、自己嫌悪の意識が強いことに起因している。 自分と関わることでポケモンは不幸になる、と当初は強く思っており、手持ちを増やすことにも否定的であった。 ポケモントレーナーとしての再起を決意した後でも、フレア団相手に惨敗を喫した際は自己嫌悪のあまり嘔吐してしまった。 …自己嫌悪で嘔吐したポケモンの登場人物は各メディア作品含めても初めてではないだろうか…。 しかし、そんなエックスも旅を通じて、徐々に周囲の人間に対して心を開いてはいる。 特にワイとは深い信頼関係で結ばれており、ヒャッコクシティでワイに化けたエスプリに接触されたときは、即座にその正体を見抜いたうえ殺気に満ちた顔で、 カイロスのハサミで頭を挟んで、割る などと、悪役一歩手前というか並の人間だったら死んでいるレベルのダイレクトアタックを食らわせた。 一部からは「幼馴染よりももっと深い関係ではないのか」と看做されることもあるが、本人曰く 「カ・ノ・ジョ・じゃ・な・い。」(めっちゃジト目で) らしい。 バトルに関しては元ジュニア大会優勝者だけあって一級品の腕前を持っている。だが、捕獲に関してはとてつもなく下手。 どのぐらいかというと、相手を縛り上げて動けなくしていたにもかかわらず、全くボールを当てることができないほど。 彼の手持ちポケモンには一匹も自力で捕獲したポケモンはおらず、譲渡か対話の末に仲間になったもののみである。 左腕のメガリングは、ジュニア大会優勝時に「ポケモンとの絆の象徴」としてコンコンブルからもらったもの。 そのメガリングこそがフレア団につけ狙われる原因なのだが、エックスとしては絶対に外したくないようだ。 ただし、コンコンブルは肝心なリングの意味やメガシンカの使い方を説明しなかったので、再びコンコンブルと会うまではメガシンカに失敗してしまうことも多かった。 …別にコンコンブルが不親切だったわけではなく、正式な継承を行う前にメガシンカを使わせるのに迷いがあっただけなのだが。 また、引きこもった状態から急に外に出たため、周囲の変化にとても敏感となった。 そのため鋭い勘を有しており、無根拠で敵の襲撃を察知したこともしばしば。 ただ、やはり外に出て歩くには抵抗があるのか、移動するときはサイホーンの上にテントを張ってそこに籠ることが多かった。 ○エックスの手持ち 該当項目を参照。 ○各章での活躍 【第12章】 トロバがエックスのためにプラターヌ博士に頼んでいた、三つの図鑑と三匹のポケモンがアサメタウンに届いた日から物語は始まる。 エックスはいつも通りワイの呼びかけを無視して引きこもっていたが、突如として二体の伝説ポケモンが激突を繰り広げた。 この戦いに巻き込まれた幼馴染四人はそれぞれ大切なものを失い、エックスもまた同時に現れたフレア団の手によって家を焼かれてしまう。 フレア団はエックスの腕にあるメガリングを狙っていたのである。 バトルをしばらくやっていなかったエックスはあっという間に絶体絶命の窮地に陥るが、無意識のうちにメガシンカが発動。 フレア団は撤退し一命をとりとめたものの、引きこもる家を焼き出されたエックスは、幼馴染たちと共にフレア団からの逃避行へと身を投じた。 しかし、いつでも襲撃を受ける厳しい状況にあっても、エックスは三匹の内の一匹であるハリマロンに心を開けないでいた。 「オレの手持ちになんてなったら、こいつらもひどい目にあうって。やめといたほうがいい…。」 それでも徐々にメガシンカの仕組みが解明されていき、更にミアレシティでのプラターヌ博士とのポケモンバトルを通じて、 エックスはトレーナーとしての戦う面白さとポケモンとの絆を再び感じた。 そして今まで拒絶していた手持ちを増やすという行動にも出られるようになり、フレア団の大樹運搬計画を知ったエックスは反攻を決意する。 だが、フレア団の力は圧倒的だった。 助太刀に現れたカルネはマジックルームに閉じ込められ行方不明、コルニは意識不明の重体になったうえキーストーンを奪われてしまう。 この結果を自分のせいだと痛感したエックスは、クノエシティの大木の洞にこもり、一切の他者との交流を断って嘔吐を繰り返す状態へと陥った。 (ワイちゃんが正しかった!!オレはオレの力を過信した!!そのせいでコルニさんは…!!) 「…うっ。おえええっ!げえっ。」 そんな中、ゼルネアスの呼びかけと偶然手にしたシトロンの眼鏡(遠隔モニタとなっている)から、フレア団のアジトがセキタイタウンにあることを知ったエックスは、 そのことを仲間たちには知らせずそこへと向かった。 「おまえがアサメをこわしたんだな!?みんなからなにもかもを奪ったんだな!?なんのために!?」 エックスはアジト内でボスであるフラダリと対峙し、メガシンカを駆使した戦術でゼルネアスの呪縛を解くも、フラダリとの戦いには負けてしまった。 エックス自身は後から追いかけてきた幼馴染たちによって救出されたが、戦況は引き分けに終わる。 エックスは仲間たちと共に荒れ果てホテルに身を隠すが、気が強いはずのワイが自分の単独行動を責めないことに困惑する。 だがそれがメガシンカを継承したことによる覚悟であること、そしてその根幹にあるものはかつての自分の言葉であることを知り、彼は体制を立て直すことを決意する。 そしてカルネを救出したグリーンが合流。 エックスはグリーンの助けを得て、手持ちの六匹目として必要としていたカイロスの獲得に成功した。 更に、ヒャッコクシティの日時計を調べていたプラターヌ博士からの連絡を受け、日時計の波長と共鳴したキーストーンでメガストーンを探せることを知り、 メガリングをティエルノとサナに託して襲撃してきたエスプリと戦う。 エックスは無事カイロスナイトを見つけた二人からそれを受け取るも、戦いのさなかにジガルデが登場。エスプリにこれを捕獲されてしまう。 同時に、フラダリがポケモンの村に潜伏していることを知った一行は、最後の決戦地へと赴く。 しかし道中でクセロシキの襲撃を受け、カラマネロの使う反則級の「さいみんじゅつ」に大苦戦を強いられる。 窮地の中サラメがリザードンへと進化し、グリーンのリザードンとのWメガシンカを披露。 見事撃破に成功したエックスはグリーンと共にポケモンの村に到着。フラダリとの最終決戦に挑んだ。 ジガルデの圧倒的な力に苦戦する中、エックスはジガルデを操るエスプリが限界寸前であることを見抜き、そのイクスパンションスーツを破壊しようとした。 が、メットが割れてエスプリの素顔が露わになり、彼はその正体がマチエールであることを知る。 そしてスーツから解放しようとするエックスに対してマチエールの口から語られたのは… 「マチエール知ってたよ。このスーツ着てなにをやったか。ぜーんぶ。」 「家の中にいても街にいてもずーっとコワかった。」 「みんなマチエールにひどいことした。」 「助けてって叫んでもだれも助けてくれなかった。」 彼女は社会への深い絶望から、「他人の役に立つ」ことであれば悪事でも手を貸してしまったのである。 フレア団がたとえ悪であるとしても、それを倒したからといって社会が変わるわけではない。 その残酷な言葉にエックスは打ちひしがれるが、同じく社会に絶望していた自分の旅で得た経験と仲間、そしてポケモンとの絆から彼女へ精一杯の言葉を投げかける。 この言葉がマチエールをイクスパンションスーツから解放するきっかけとなったが、フラダリはマチエールを攻撃することでジガルデを自らの手持ちへと変えた。 更に続けて放った「グランドフォース」でグリーンも昏倒し、セキタイタウンへと向かおうとするフラダリの前に、 キーストーン五つを手にしたエックスが立ちはだかった。 「5つのキーストーンよ、5つのメガストーンの光と結び合え!」 「いざ!」 「メガシンカ!」 前人未到の五連メガシンカを成し遂げたエックスは、狂気の笑みを浮かべるフラダリとの戦いを再開した。 激戦となるが、丁度そのとき別地点で行われていたゼルネアスとイベルタルの戦いが中断し、再度二体は休眠状態へと帰った。 それを知ったジガルデは細胞へと離散を始め、同時にエックスのポケモンたちによる攻撃が炸裂。 フラダリは転落し地面へと叩き付けられ、ようやくフレア団の野望は潰えたのである。 …そして、決戦直後の悪い意味で変わらない街の様子からの虚無・徒労感や、自分達も街の人のようになっていたかも知れない危惧、そんな人の腐敗に絶望して凶行に走ったのであろうフラダリへの理解を得てしまいつつ、 AZとの会話から、彼らを称えるためパレードをしようとする博士達のねぎらいを「大人ならもっと他にやる事があるでしょう(意訳)」と断り、大きすぎる社会とそれがもたらす絶望に押しつぶされないよう歩み続ける事を選び故郷へ帰った子供達。 戦いから三カ月後、エックスはようやく家を再建でき、シャラシティでの正式な継承式へと向かったのであった。 ○名言集 「むなしくなんてないさ。むしろ充実してるって言っていいかなァ。」 「大勢の目も…、大勢の声もないし、人をおだててちやほやしてたと思ったら、手のひらを返したようにあげあしとって、あらさがしして、悪口言いたてるオトナもいない。」 「そんなことにわずらわされなくてすむんだ。」 (おい、おいおい…。やめろよ。おまえはくやしがんなくていいんだよ。) (挑発されてんのはオレなんだから…。このまま終わってもいいんだって!たのむからがんばらないでくれ!) (そんなにがんばられたら…オレは…。) 「ハイハイどーもー。負けてもどーってことないですよー。自分がやりたくてやったことじゃないんでー。(棒)」 「オレはね、ポケモンバトルが大好きなんだ。一生やり続けたいと思ってる!!いつだれに聞かれたって胸はって言えることだよ。」 「キミもサイホーンレースかそれ以外かはわからないけど、いつか胸はって言えるようになれるといいね。」 「悪かったよ。もう二度と単独行動はしない。」 (今、クセロシキを…、フレア団を下さなければ…、オレたちもポケモンたちも平穏な明日を奪われるんだ!!) 「信頼し合える大切な人やポケモンがいるんなら、その人を裏切ったり、苦しませるようなことはしちゃダメだよ!!」 「ワイちゃん、…ありがとう。」 ○余談 作画担当の山本サトシ先生曰く、歴代登場人物で一番感情移入できて動かしやすいキャラクターらしい。 前章の主人公について、「どうやって描いたらいいか分からないよ!」と叫ぶほどだった反動だろうか…。 しかし、第11章は始まってから一年足らずでX・Yが発売された関係により雑誌連載が途中で終わってしまい、 12章が雑誌連載を終えた後にWEB連載を行っているため、先生は動かしやすい主人公の後にまた描きにくい主人公と向き合わなければならなくなっている…。 実はポケスペ主人公で初めて「ポケットモンスターと言えばこれ!なセリフ」を口に出した人物だったりする。 浮かれてお祭り騒ぎするよりも先にやることいっぱいありますよ。 オトナなんだからちゃんと追記・修正してください。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 立て乙。ルットで偽ワイちゃんを攻撃するシーンはネタにされてるけどめっちゃエクワイがキテるシーンなんすよ -- 名無しさん (2018-07-06 08 34 28) 手持ちの項目もその内建てるのか? -- 名無しさん (2018-07-06 10 35 16) ↑手持ちについては今日中に建てたいと思ってます。6匹いるし割と書く内容もあるので…。 -- 名無しさん (2018-07-06 11 27 21) 五体同時メガシンカは熱かったけど、エックス自身に何のデメリットもないってのだけが納得できない。せめて体力精神力を著しく消耗するなり、戦いの後2、3日昏睡するなりのデメリットは設けてほしかった -- 名無しさん (2018-07-07 07 44 02) ポケスペ主人公、というか児童向け漫画の主人公でここまでメンタルがボロボロ状態から始まる主人公も珍しい -- 名無しさん (2018-07-08 19 48 32) カロス地方の真実を考えてみると、バッシングも意図的なものだったんだろうな。出る杭は打たれるってやつ。 -- 名無しさん (2018-09-24 12 04 15) ワイちゃんが好きだけど素直になれないエックスとそれを全部理解した上であえてからかうワイちゃんはほんと最高 -- 名無しさん (2018-11-26 10 36 03) 極度の感覚過敏、空気のよめなさや極端な集中力辺りを見てると軽度の自閉症スペクトラム障害だったのではないかと思う。理解者に恵まれて本当によかった -- 名無しさん (2019-03-21 20 45 59) 結果的に前章のラクツが「先天性感情欠落者」オチだったから、遅くても世界の残酷さを直視させられても成長してくれるこの子が立派という。 -- 名無しさん (2020-07-13 22 22 02) こっちはこっちで「大人になりたくない」ピーターパンシンドロームに近いけどね…結局決して大人に心を開かなかったし。 -- 名無しさん (2020-07-15 00 15 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14838.html
「ふう~。まったく、受付だけで疲れました」 「あ。あそこに何かあるよ。早くいこっ、あずにゃん」 「ゆい先輩はいつも元気でうらやましいです」 「えへへ~。私はあずにゃんと一緒だといつでも元気になれるよ」 いつも思うけど、言ってて、恥かしくないのかな。 「わ~、いろんな化石があるね」 「そうですね」 ここにはカブトプスやオムスターなどの化石が並んでいます。う~ん、古代からポケモンがいるだなんてすごいですね。 「この大きな鳥さんは何かな?」 「これは、プテラですね」 「ふーん。いっぱい化石があって面白いね。2階には何があるのかな」 私たちは2階に来ました。 「ここには、スペースシャトルがあるね。あ、後、ただの石が飾ってある」 「それはつきのいしっていうんですよ。なんでも、おつきみやまに、昔落ちてきたとか」 「ということは、おつきみやまに行けば、見つけられるのかな?」 「そうですね~。できれば見つけたいですね」 まあ、現実問題、厳しい気もしますけど。 「さてと。ある程度、展示物も回りましたから、もう行きましょうか」 「もうちょっと待ってよ~。まだ、全部飲み終わってないよ。待ってて、すぐに飲むから」 私たちは展示物の見学を終えて、休憩スペースでジュースを飲んでます。 「すいませんです。ゆっくり飲んでいいですよ」 まだ、時間もありますからね。まったく、タイミングが悪いですね。ニビジムが休みだなんて。用事なら仕方がないんですけどね。 「そういえば、聞いたか?」 私がそんなことを考えてると近くに、男の人、2人がやってきました。 「何を?」 「ニビジムのことだよ。まさか、マサラから来た、3人のトレーナーにぼろ負けするんだからな」 澪先輩達のことでしょうか?うぅ、やっぱり私が一番遅いんですね。まあ、速さは競ってませんけど。 「ああ、聞いたよ。しかも、その後に、トキワから来たトレーナーにも負けたんだろ。そのうえ、全員女の子だってよ。まったく、うちのジムリーダーは弱いね」 へえ~、トキワシティ出身の子も来てるんですね。しかも、女の子らしいですし、一度、会ってみたいものです。 「あずにゃ~ん、全部飲めないよ~」 「別に残しても、いいですよ」 「もったいないよ」 私は、ゆい先輩から缶を受け取りました。後、4分の1くらい残ってますね。まあ、これくらいなら、飲めるかな。たしかに残すのはもったいないですし。 「ねえねえ、あずにゃん。これって、間接キス?」 「ブー」 「あずにゃん汚いよ。急に噴き出すなんて」 「ゴホゴホ。……急に変なこと言わないで下さい」 「照れてるの?あずにゃ~ん可愛い~」 「うるさいです。もう、行きますよ」 ―――― 「あそこで休憩にしようよ、うい」 「そうしよっか、純ちゃん」 「それにしても、ポケモンなのにこんなところに興味があるなんて不思議ね」 私の名前は、鈴木純。トキワシティ出身で、一応、ポケモンリーグに出るために、旅をしている。で、こっちの幼稚園児くらいの女の子はういっていうんだ。こんな容姿でも、ポケモンで17歳らしい。トキワシティで、迷ってたところを私が声をかけた。そしたら、お姉ちゃんとはぐれたらしいから、私が一緒に探してあげたんだけど、見つからなかった。だから、警察にでも、保護してもらおうかと思ったんだけどね。その時に私はポケモンだなんて言い出すからね。初めは何を言い出すんだと思ったけどね。それで、私にモンスターボールをあててみてくださいって言ったんだ。さすがにびっくりしてね、『もし、あなた、ういって名前だっけ。ういがポケモンだったら、私がトレーナーになるんけどいいの?』って聞いたら、『鈴木さんはいい人そうだから、問題ないよ』って言うもんだからね。とりあえず、モンスターボールを投げたら、本当にゲットできちゃったんだから、びっくりしたよ。 「せっかく、ニビに来たんだからね。こういうところにも行きたいと思ったんだけど、だめだった?」 「まあ、いいんだけどね」 それにしても、この子にも、お姉ちゃんがいるってことはこんな女の子みたいなポケモンがまだいるってんだから、不思議だよ、ポケモンは。果たして、そんなポケモンを誰がゲットしたのだろう。願わくば、特殊な趣味の方がゲットしてないことを祈るばかりだね。 「うるさいです。もう、行きますよ」 「まってよ~、あずにゃ~ん」 「まったく、ゆい先輩は……」 ドン。 「あ、イテッ」 「あ、すいません」 休憩スペースを出たところで人とぶつかってしまいました。 「すいません。大丈夫ですか」 「気をつけてよね。まったく、ちゃんと前見て歩きなさいよ」 「すいません」 「純ちゃん、そんな言い方しちゃ駄目だよ」 そんな声が聞こえたけど、この人の周りには、誰もいない。ふと、下を見ると、ちっちゃいポニーテールの女の子がいました。どこかで、見たことある容姿なんだけど、どこでしたっけ。 「待ってよ~、あずにゃ~ん。先に行くなんてひどいよ~」 のんきな声が聞こえました。やっと追いついてきたようです。 「あ、お姉ちゃん」 「ん?あ、ういだ~」 なるほど、この小さい女の子がどこかで見たことあると思ったら、妹だったんですね。なるほど。……って。 「「この子が妹(お姉ちゃん)!?」」 とりあえず、私たちは博物館を出て、喫茶店に。 「ねえ、あずにゃん。ケーキ食べていい?」 「駄目です」 「え~、あずにゃんのケチ、ケチ。ぶう~ぶう~」 「分かりましたよ。でも、あんまり高いのは頼まないで下さい」 「わ~い」 「それで、あなたたちは一体」 「私の名前は鈴木純。こっちは、こんな容姿でもポケモンで…って、あなたには分かるよね。なまえはういっていうんだ」 「ういです。よろしくお願いします」 随分、丁寧な子ですね。こっちで、のんきに「ケーキ、まだかな~」って待ってる子とは大違いです。 「私の名前は中野梓です。こっちは…」 「私はゆいだよ~。よろしくね、純ちゃん」 「よろしく。ところで、君はどこから来たの?私はトキワシティから、来たんだ」 「あ、私はマサラタウンから来ました」 「ふ~ん、中野さんは、マサラタウンから来たんだ。ということは、あの人たちとも知り合いなの?」 「あの人たち?」 「ニビジムのリーダーに勝った人たちだよ。聞いたことない?」 「さっき、ちょっと、話してるのは聞きましたけど、よくは……」 「圧勝だったらしいよ。ほとんど、タケシにバトルさせなかったって話だし。ちょっとした、騒ぎだよ、今年のマサラは違うって。しかも、全員女の子だし」 やっぱり、澪先輩達ですね。 「ところでさ、あなたも強いの?」 「はい?」 「だってさ、マサラタウンの出身者の3人がこんなに強いんだから、あなたも強いのかなって」 「そ、それはどうでしょう。私はあの人達とは違いますからね」 「やっぱり、知り合いなんだ。あの人達の名前ってなんていうの」 「多分ですけど、秋山澪先輩、田井中律先輩、琴吹紬先輩だと思います」 「なるほどね」 「それにしても、ういでしたっけ。まさか、ゆい先輩の妹だなんて。びっくりしましたよ。妹がいるなんて聞いたことがなかったので」 「もぐもぐ、言ってなかったけ?」 「言ってません」 「お姉ちゃんとの旅はどうですか、中野さん」 「あ、梓でいいですよ。そうですね……」 「ラブラブで楽しいよ。ね、あずにゃん」 「さあ。それはどうでしょう。それよりも、口にケーキついてますよ」 「ん?…あずにゃん、拭いて~」 「まったく、しっかりしてくださいね」 ふきふき。 「ものすごく仲よさそうだね、純ちゃん」 「そうね。……ところで、その、ゆいちゃんだっけ。どれくらい強いの?」 「え、えーとですね。それなりに強いというか」 「なんか、歯切れが悪いわね。……ねえ、今から、私のういとあなたのゆいちゃんで勝負しない?」 「今からですか」 「私達はこの後、おつきみやまにいくからね」 「でも、バトルをやってから行くと夕方になるから、危ないんじゃ……」 「おつきみやまの入り口に宿泊施設があるから、そこで休んで、明日の朝に山を抜けるのよ。それに、ゆいちゃんの強さもみたいし」 なるほど。私も、明日はジムリーダーと戦うわけだし、良い経験になっていいかもしれません。でも……。 「それじゃ、他のポケモンにしませんか。さすがに姉妹で戦わせるのは……」 「私は大丈夫だよ、梓ちゃん」 「そうですか。ゆい先輩は」 「もぐもぐ、もぐもぐ。ん?私は大丈夫だよ」 「まだ、食べてたんですか。まあ、2人がいいっていうなら、いいんですけどね。じゃあ、早く始めましょうか、鈴木さん」 「……」 「どうしたんですか、鈴木さん」 なんか、急にこの子何を言ってるんだろうって顔してるんだけど。 「鈴木さん?」 「……あ、ああ、うん。そうだね。ところで、見たとこ、同い年だよね。何歳?」 「17歳ですけど」 「やっぱり。もっと、フランクにいこうよ。鈴木さんじゃなくて純でいいよ」 「それじゃ、純。早く行きましょう」 私達は、ニビの外れに来ました。 「勝負は1対1。掛け金はなしでいいね」 「はい。それじゃ、頑張って下さい、ゆい先輩」 「任せてよ~」 「それじゃ、うい。適当にね」 「そんな、いい加減な」 「問題ないでしょ。ういなら」 「そんなに過信されても困っちゃうよ」 「う~い。あの時の約束覚えてるよね。手を抜いちゃだめだよ」 「……分かってるよ、お姉ちゃん」 「「バトル開始!!」」 「いけっ、うい。まずはおたまで遠距離攻撃よ」 おたま!? 「うん」 ういは両手に持ったおたまをゆい先輩に向かって投げてきました。 「よけて下さい、ゆい先輩」 「うん」 「うい」 「分かってるよ、純ちゃん」 ゆい先輩は最初の攻撃を何とかかわしました。 「わ~い。よけたられたよ~」 「!?油断しないで下さい」 「え」 ういはすでに、次のおたまを投げてきました。 「また、よけるから、大丈夫だよ、あずにゃん」 また、ゆい先輩はまっすぐ投げてきたおたまをかわしました。いつも、こんな風にしてくれればいいんですが。 「さすが、お姉ちゃん。……でも、アウトだよ」 「え。・・・・・・あ、イテッ」 ゆい先輩がよけた先でにはさっきのおたまよりもスピードの速いおたまがゆい先輩のおでこに命中しました。さっきのは囮!? 「次は、フライパンで叩きつけて、うい」 「分かったよ」 今度はおたまじゃなくて、フライパンを持って、突っ込んできます。 「ゆい先輩。来ますよ」 「あうう~」 ゆい先輩はさっきの攻撃でちょっとクラクラしています。ま、まずいです。 「ごめんね、お姉ちゃん」 ういちゃんはフライパンを振り上げ、ゆい先輩の頭に、叩きつけます。 バーン。 見事にヒットしてしまいました。 「ゆい先輩!!」 「大丈夫~、まだ戦えるよ~」 そんな、目を回してる状態で言われても説得力がないです。 「うい。最後はバットでトドメよ」 「……うん、分かったよ」 ういちゃんはバットをゆい先輩に野球選手のようにスイングし、ゆい先輩は吹っ飛ばされてしまいました。 「わ~」 「ゆい先輩。大丈夫ですか!!」 「うう~、大丈夫だよ」 ゆい先輩はいつもよりもゆっくりと、足を引きずりながら、こっちに歩いてきます。 「うい。成長したね、前よりも強いよ」 「ありがと、お姉ちゃん」 「でも、私だって、強くなったんだからね。いくよ、ゆいちゃん真拳奥義『分身の術』」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン ゆい先輩の掛け声と煙とともに、また、ゆい先輩のヌイグルミが。でも、今度はういちゃんの周りを取り囲むように、並んでいます。 「慌てることないわ。所詮はヌイグルミ。分身っていっても、本体は正面よ」 「分かったよ、純ちゃん」 ういは正面に向かって、バットを振り回してきます。……正直、ちょっと怖いです。 「 今だ! ゆいちゃん真拳奥義『ゆいちゃん衝撃波』」 その声とともに横から、ゆい先輩はギターで、衝撃波を出して、正面に突撃しようとするういちゃんに攻撃を仕掛けます。 「何!?よけて、うい」 「……くっ。さすがにこれは」 ういはよけきれずに、吹っ飛ばされそうになりながらも、何とか耐えました。 「今のは効いたけど、でも、次は効かないよ」 「まだまだ、行くよ~。ミュージックスタート(GO!GO!MANIACを想像して下さい)」 またどこからか、音楽が鳴り始めました。前とは違う音楽のようですが。この歌とともに、周りのゆい先輩のヌイグルミが音楽に乗って、ういに襲い掛かります。 「な、何よ、この技は……うい、対処できる?!」 「ごめん、ちょっと厳しいよ」 確かにういも頑張ってるけど、数が多いので、全てを処理できずに、かなりのダメージを受けています。 「さあ、フィナーレだよ。みんな~」 ゆい先輩の掛け声でヌイグルミの皆が3列に並びました。 「行くよ、うい。ゆいちゃん真拳奥義『ゆいちゃんパレード』」 3列に並んだ、ゆい先輩のヌイグルミがういに向かって突っ込んでいきます。 「かわして、うい!!かわせば、勝機が……」 「ごめんね、さすがに無理だよ」 バーンと、ゆい先輩のヌイグルミたちがういに突っ込み、ういは上に飛ばされました。 「さすがはお姉ちゃん。とっても、強いよ」 ガシャンとういが地面に落ちました。 「……やれやれ。私の負けね。うい戦闘不能。よって、梓の勝利ね」 「大丈夫、うい」 ゆい先輩はういに駆け寄ります。 「私は大丈夫だよ、お姉ちゃん。それにしても、まだ、別れて、1ヵ月もたってないのに随分強くなったね」 「えへへ~。ういも強かったよ。それに約束を守ってくれてありがと」 「うん。でも、次は負けないよ」 「私だって。……うぅ、エネルギーが……」 バタン。 「わ。お姉ちゃん、大丈夫?」 「うぅ、あずにゃ~ん。抱っこして~」 「やれやれです」 私はゆい先輩に駆け寄り、抱っこします。 「あずにゃん分補給~」 「まさか、そんなに強いなんてね、その子」 「そうだね。私自身もゆい先輩の強さはよく分かってないから」 「なるほどね。じゃあ、ポケモンセンターにでも行って回復させましょうか。もうそろそろ出なきゃだし」 「そうですね」 私は梓とポケモンセンターで回復させた後、別れて、おつきみやまに向かうべく、出発していた。 「まったく、ういが負けちゃうなんてね」 「だから、言ったじゃない。お姉ちゃんは強いって」 「でも、そんなに注意する必要もないかな。次、戦えば勝てるでしょ?」 「そんなに自信満々に言われても……。それにしても、梓ちゃんはすごかったね。お姉ちゃんの力をあんなに引き出すなんて」 「梓ね。真面目そうな感じだけど、まだまだあまいわね」 「うわっ。言い切ったよ」 「いいでしょ、別に」 「優しそうでいい子だと思うけど」 「優しいだけじゃだめなのよ。まあ、いずれ、分かるでしょ。あの子も」 4
https://w.atwiki.jp/mhxnyanter/pages/24.html
このページの内容はサポート傾向別育成論へ移行しました。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/10758.html
Blu-ray PIKACHU THE MOVIE PREMIUM BOX 1998-2010 Blu-rayBOX発売日:11月28日 劇場版ポケットモンスター15周年記念・特別企画第2弾! ポケモン映画1st~13thが詰まった完全生産限定のブルーレイBOXが登場! ! 衝撃の1stムービー「ミュウツーの逆襲」から、13thのダイヤモンド・パールシリーズ最終章「幻影の覇者 ゾロアーク」までが集結。 15周年記念にふさわしい永久保存版のスペシャルプライス! ポケモン映画の歴史が鮮やかに甦る! ! ★歴代作品をリマスタリングしたブルーレイ全14枚組。 ★三方背スペシャルBOX デジスタック2セット仕様。 2003年公開。「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ」と同時上映。 http //www.pokemon-movie.jp/ 監督 湯山邦彦 アニメーション監修 小田部羊一 脚本 大橋志吉 キャラクターデザイン 松原徳弘、一石小百合 美術監督 小林七郎 セットデザイン 近永健一 色彩設計 吉野記通、平出真弓 撮影監督 浅田裕二 特殊効果 中島正之、太田憲之 CGI監督 鹿住朗生 3DCGディレクター 小林雅士 3DCGチーフデザイナー 吉澤大志 編集 辺見俊夫 音響監督 三間雅文 音響効果 神保大介 整音 堀内戦治 録音 安藤邦男 音楽プロデューサー たなかひろかず 音楽 梅堀淳 アニメーション制作 OLM 絵コンテ 浅田裕二 演出 浅田裕二 総作画監督 一石小百合 作画監督 高橋英吉 ■関連タイトル Blu-ray PIKACHU THE MOVIE PREMIUM BOX 1998-2010 劇場版ポケットモンスター「水の都の護神ラティアスとラティオス」「ピカピカ星空キャンプ」ミュージックコレクション ピカチュウ・ザ・ムービー ソングベスト1998-2008 This is animation 劇場版ポケットモンスター水の都の護神ラティアスとラティオス ピカピカ星空キャンプ テレビ絵本 えいがポケットモンスターピカ★ピカ星空キャンプ フィギュア・ホビー:ポケットモンスター DS ポケットモンスターホワイト2
https://w.atwiki.jp/niconico_rta/pages/300.html
GB ○通常ルート [さいしょから はじめる]を選択してから[THE END]と表示されるまで プレイヤー 動画 タイム 投稿日 備考 masu☆ sm15573388 3 37 16" 2011年09月11日 masu☆ sm15291626 3 39 31" 2011年08月13日 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/7664.html
基本情報 あらすじ キャラクター 声優 内容 コメント 基本情報 はじめてのおつかい見守りたいっ! 脚本 赤尾でこ 絵コンテ 尼野浩正 演出 小柴純弥 作画監督 大西雅也小山知洋 初回放送 2021/06/04 オープニング 1・2・3 エンディング ポケモンしりとり 前回 ゴウにライバル!?ミュウへの道!! 次回 おねがい!モルペコゲットして!! あらすじ ポケモンセンターにやってきたサトシ・ゴウ・コハルの3人。やんちゃなサルノリとイーブイに3人はハラハラしっぱなし!ゴウはサルノリ、コハルはイーブイのことを「本当は良い子なのに!」と悔しそうに話し、そんな2人を見てサトシは、2匹におつかいを頼もうと提案する。はじめてのおつかいはうまくいくのか…!? キャラクター 【サトシ】 【ピカチュウ】 【ゲンガー】 【ネギガナイト】 【ゴウ】 【サルノリ】 【コハル(ポケットモンスター2019)】 【イーブイ】 【サクラギ博士】 【キクナ】? 【レンジ】? 【ムサシ】 【ソーナンス】 【コジロウ】 【ニャース】 【モルペコ】-【ペリッパー】 ロケット・ガチャットのポケモン 【タルップル】 【バニプッチ】 【ジョーイ】? 【ラッキー】 【イシツブテ】 【ディグダ】 【カビゴン】 声優 担当キャラ 名前 サトシ 松本梨香 ゴウ 山下大輝 ピカチュウ 大谷育江 コハル 花澤香菜 ムサシ 林原めぐみ コジロウ 三木眞一郎 ソーナンス うえだゆうじ ゲンガー 間宮康弘 サルノリ 武田華 ジョーイ 真堂圭 ナレーション 堀内賢雄 内容 タイトルで分かるように特番バラエティ「はじめてのおつかい」のパロディの捨て回。 親バカ化してしまったゴウとコハルの2人がサルノリ・イーブイが互いに優れていると言い張り、サトシの提案でサクラギ研究所にサプリを届けるおつかいをしてみる事に。 ロケット団は相変わらずモルペコが原因で食糧不足(ただし67話の飢餓状態からは回復している)になっており、ロケット・ガチャットから出てきたタルップルとバニプッチを見て食欲を滾らせる。 そして隠し持っていたアップルパイを取り出し、一緒に食べるためにアイスのおつかいに向かわせる。しかし隣の人に押し付けた結果、ペリッパーが向かう事になった。 サトシ達やロケット団はおつかいに行くポケモン達をこっそり見守りながらフォローする事に。元ネタの「はじめてのおつかい」でも覆面スタッフが潜伏して、対象となる子供の動向を監視している。 何故かロケット団は自分たちでアイスの販売を開始。 アイスを買ったペリッパーだったが、サルノリがアイスに釣られてペリッパーの口の中へ。しかし途中で落とされたようだ。 ロケット団はおつかいに成功してアップルパイのバニラアイス添えの作成に成功。しかし起きたモルペコに全て食べられてしまった。 山の中に落ちたサルノリは自力でおつかいを達成する事を決意。元ネタの「はじめてのおつかい」の終盤によくある展開のオマージュと思われる。 そして最初はイーブイが着き、暫くしてからクタクタになりながらサルノリが到着。泣きじゃくりながらゴールした。 今回で67話から続けてのモルペコ食糧難回でもあり、次の70話でいよいよモルペコ関連の話が進展し、次回予告はロケット団達が行っていた。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14845.html
※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム デルビル 澪 ゼニガメ 律 ヒトカゲ ムギ フシギダネ 純 うい 注 一部残酷な表現(?)もあるかもしれないから注意 梓が主人公だからです 以下、おつきみやま編 「ロケット団との死闘・後編」投下 「………はあ………はあ。ここまでくれば、大丈夫ですかね」 私達はなんとか、おつきみやまの洞窟に逃げ込みました。 「大丈夫?」 ゆい先輩は傷ついたイーブイを心配そうになでています。 「どうですか、イーブイの様子は?」 「気絶してるよ。とっても、辛そうだから早く治してあげなきゃ」 「そうですね。ちょっと待って下さい」 私はリュックの中から、きずぐすりを取り出します。 「ちょっと、痛いかもしれないですけど、我慢してくださいね」 私はイーブイの傷口にきずぐすりを塗ってあげます。 「これで、簡単に治しましたけど、やっぱりポケモンセンターには行きたいですね。せめて、もう少し、きずぐすりがあればよかったんですけど」 「ちゃんと、準備しなきゃだめだよ、あずにゃん」 「……ゆい先輩の服を買ったり、おやつを買ったりして、お金がきつかったんですけど、ゆい先輩がそういうなら、それを削って、準備のお金に回しますね」 「こういうのは必要最低限にしとくべきだよね、うん」 「まあ、そんなことより、これから、どうしますか」 「どうしよっか」 「………ブイ」 「あ、目を覚ましたよ、あずにゃん」 「ブイ」 「助けてくれてありがとう、だって」 「それはいいんですけど、どうして追われてたんですか?」 「ブイブイ」 「ボクはある研究所で実験材料にされていて、それが嫌で逃げ出してきたんだって」 「実験材料?」 「ブイブイ」 「ボクの首に風呂敷みたいなものが巻かれてましたよね?」 「そういえば、ありましたね」 ここまで逃げて来た時に外してあげたけど、そういえば、何か入ってたような気がします。なんで、確認しないんだっていうと、イーブイの治療が先だったからです。私はリュックからその風呂敷を出してみます。すると、中から、石が3つ出てきました。この石は……?! 「この石ってなんなの、あずにゃん」 「この石は、ほのおのいし、みずのいし、かみなりのいし、といって、ポケモンを進化させる不思議な石なんです」 「なるほど~。私も進化するかな?」 「試してみますか」 それぞれの石をゆい先輩にあててみますがまったく効果はありません。 「何にも起きないね」 「そうですね」 「ブイブイ」 「話を続けてもいいですか、だって」 「すいません。続けて下さい」 「ブイブイ」 「ボクはたくさんの進化の可能性があるのは知ってますか?」 「そういえば、そんな話を聞いたことがあります」 「ブイブイ」 「ボクはそのいしを使えば、サンダース、シャワーズ、ブースターになることができます。でも、本来なら、1つに進化させればおしまいです。そうなの、あずにゃん?」 「そうです。だから、進化のいしを使う時は慎重にしないといけないんです」 「ブイブイ」 「でも、ボクの体は1時間しか進化できないんです」 「え、それって……」 「ブイブイ」 「つまり、ボクはさっき言った3匹のどれに進化したとしても、1時間しかできず、この体、つまり、イーブイに戻ってしまうのです。その力を得るためにたくさんの実験をされました。その結果、僕の仲間もたくさん死にました」 「そんな……」 ポケモンを実験材料にして、こんなひどいことをするなんて、許せません。 「でも、すごい力だね。うらやましいなあ」 「ちょっ、ゆい先輩」 「だって、この力があれば、いろんないい事にもつながるよ。例えば、えーと、この子、1匹で、電気や炎、水も使えるってことでしょ?光熱費がかからないってことだよね。私にはできないことだよ」 「それはそうですけど……。でも、この子は身勝手な人間のためにこうなったんですよ」 「たしかに、そうだけどさ。でも、怨んだって、力がなくなるわけでもないし、そんなの楽しくないよ。だから、この力をいいことに使えるように考えたほうがいいよ」 「!?」 「間違ってはいませんけど」 「ねえ、私達の仲間にならない?あの人達みたいにはしないよ。あずにゃんはいい子だし。あずにゃんのことが信じられないなら、私を信じなよ。これでも、ポケモンだからね」 「ゆい先輩……」 …… 「くそっ。どこ行った、あのガキ共」 「こうなったら、俺等が最初に捕まえて、じっくり味わおうぜ」 「!? まずいです。奴らが来ました。逃げないと……」 「そうだね」 私達は急いで逃げようとしたところで…… ツルッ。 「イテッ」 ゆい先輩が転んでしまいました。 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 「なんだ、そこにいたのか」 「探したぞ、ガキ共」 さっきの音を聞きつけた、先ほどのロケット団員2人が立っていました。 「さっきのようにはいかんぞ」 ロケット団の2人は、アーボック5匹とマタドガス5匹を連れています。……なんで、こんなに偏ったメンバーなんでしょうか。……なんて、考えてる場合じゃありません。 「来て、デルビル、ハッサム」 「デルビル」 「ハッサム」 「ゆい先輩、デルビルとイーブイを連れて先に進んで下さい」 「え、でも、あずにゃんは?」 「私はハッサムと一緒にここで奴らを食い止めます」 「……でも」 「心配しないで下さい。きっと、無事に戻ってきます」 「……あずにゃん。なんか、ドラマとかの主人公とヒロインみたいだね」 「馬鹿なこと言ってないで、サッサと言ってください」 「馬鹿が。逃がすかよ」 アーボックがゆい先輩に襲い掛かります。 「ハッサム。ゆい先輩を守って。早く行って下さい」 「うん。サムちゃん、あずにゃんを頼んだよ~」 ゆい先輩はイーブイを抱えて、デルビルに跨って奥に逃げて行きました。 「行きましたか。行くよ、ハッサム」 「おもしれえ、1匹でどこまで、持つかな」 「いけ、お前達」 ―――― 私はビル太とともにおつきみやまの洞窟の出口に向かって、走っていた。ここは、人がよく来るらしく、洞窟内でも、電灯で明るい。 「大丈夫かな、あずにゃん。……ごめんね、ルビ太。2人(?)は重いよね」 「デルビル(これくらいなら、大丈夫です)」 「頑張ってね。君も大丈夫?」 「ブイ(負担になって申し訳ありません)」 「そんな謝り方しないでよ。当然のことをしてるんだし」 「デルビル(!?)」 「わっ。急に止まらないでよ。どうしたの?」 「デルビル(気をつけて下さい。すでに敵がいます)」 「えっ」 私が前を見ると、胸にRって書いた服を着ている、3人組の姿がいました。周りには、アーボック6匹とマタドガス6匹とベトベトン6匹を連れています。……この人達ってこれしかポケモンないのかな? 「くっくっくっ。嬢ちゃん達、サッサと、降参しな」 でも、ピンチにかわりない。 「あれ?もう、1人のお嬢ちゃんがいねえな」 「もしかして、もう、取られちゃったか」 「残念だな~、初めはおれが奪いたかったが」 「まあ、いつでも、できるだろ。なにせ、もうすぐ、俺達の玩具になるんだからな」 「あ、あ、あずにゃんにひどいことするの?」 「あずにゃん?あのお嬢ちゃんのことかい。そうだねえ、お嬢ちゃんが素直にイーブイを渡したら、何もしないでもいいかな」 「い、いやだ。イーブイは渡さないよ。それにあずにゃんにも手を出させないよ」 「まったく、聞き分けのないガキだな。大人を困らせちゃ駄目だよ」 1人のロケット団員が近づいてきます。ど、どうしよう。 「デルビル」 「ルビ太!!」 そのロケット団員にたいして、デルビルがたいあたりを仕掛けました。 「ルビ太、ありがとう。よし、あずにゃんを守るために一緒に頑張ろう」 私は、ギー太を持った。いつものように、ゆいぐるみを出してもいいんだけど、あずにゃん分の消耗が激しいからね。 「やりやがったな、ガキ共。アーボック、かみつけ!」 「いくよ、デルビル。私の力を分けてあげるから」 「デル」 「いっくよ~、ゆいちゃん真拳協力奥義『ふわふわタイム』」 「デルビル」 「なんだ、デルビルの体からオーラが……!?」 「いっけー、ルビ太」 「デル」 ―――― 「……はあ……はあ」 「大丈夫ですか、ハッサム」 ハッサムは相手がどくタイプということもあり、なんとか、6体を倒すことができました。(はがねタイプにどくタイプの攻撃は効果なし) 「チッ。ならば、アーボック。まきつけ」 「シャーボック」 アーボックは疲れているハッサムの隙をつき、巻きつきます。 「でも、はがねタイプにその技は」 「関係ねえ、おい」 「ああ」 2人組みは私に近づいてきます。 「な、なんですか」 「この方が手っ取り早いだろ」 「くく、観念しろよ」 「……なんて、下劣な」 「ハッサムーーー」 ハッサムは怒りの表情を浮かべて、巻きついてるアーボックを力任せに両手で引き裂いた。 「ハッサム」 ハッサムは引き裂いた、アーボックの返り血を浴び、怒りの目で、ロケット団の2人を睨みつける。 「くそっ。アーボック」 「マタドガス」 残りの3匹がハッサムに襲い掛かります。でも、ハッサムは冷静に手をそいつらに向け、エネルギーがその手に集まっています。これは…… 「ハッサム」 ハッサムはそいつらにはかいこうせんを繰り出しました。 「馬鹿な!?」 「また、こんな奴らに……」 ハッサムのはかいこうせんは3匹とともにその2人組も巻き込んでしまいました。 「……はあ……はあ」 まともにくらった、3匹はもちろんのこと、あの2人もノックアウト状態ですね。自業自得です。 「ありがとうございます、ハッサム。少し、休んでいて下さい」 私は、ハッサムをボールに戻し、ゆい先輩を追って奥に走りました。 ―――― 「デルビル」 「べトーベートーン」 「……はあ……はあ、やったね、ルビ太」 ルビ太は私の歌で力をアップさせたおかげでなんとか、9体は倒せた。後、半分だ。 「後、半分だよ。もう少しだから、頑張って、ルビ太」 「デル」 「さあ、続き行くよー。……あれ?」 ガクッ。 私は次の曲を引こうとしたんだけど、ひざがガクッとなって、膝をついてしまった。こ、こんな時に、あずにゃん分が……。で、でも、私がここで倒れたら、イーブイだけじゃなくて、ルビ太も……。 「やっと、鳴り止んだか。また、出されると厄介だ。サッサと仕留めろ、アーボック」 「シャーボック」 アーボックが私に襲い掛かってきます。……うう、ルビ太はマタドガス達に足止めされてるし、ブイ太は怪我で動けない。まさに、絶体絶命だよ~。 「殺すなよ、アーボック。こいつの力は面白い。研究しだいで我々の力になるかもしれないからな」 「シャーボック」 「……うぅ、助けて、あずにゃ~ん」 「いけっ、ハッサム」 私がなんとか、ゆい先輩達に追いつくと、ゆい先輩がアーボックに襲われそうになっているので、急いで、ハッサムを出しました。 「ハッサム、バレットパンチ」 「ハッサム」 「サムちゃん!!」 ハッサムはそのアーボックをふっ飛ばしました。 「うぅ~、あずにゃ~ん」 ゆい先輩はぎゅう~と抱きついてきます。 「私ね、頑張ったよ。ルビ太と協力して、半分をやつけたんだよ」 「そうですか。よくやりましたね」 ナデナデ。 「えへへ~」 「デル!!」 私達がのんきにしていると、バーンと、デルビルがアーボックに叩きつけられてしまいました。 「こんなことをしてる場合じゃありません。ゆい先輩は下がって……」 「大丈夫だよ、私は。今ので十分にあずにゃん分が溜まったからね。皆、下がっていいよ。後は私がやつけてあげる」 「……分かりました。戻って、デルビル」 私は、デルビルをボールに戻しました。 ――― 「なんだ、無事なのか」 「ってことは、おれらにもチャンスがあるってことか」 「だが、あいつらは強いぞ」 「へっ。こっちは後9匹だ。オラ、サッサとトドメをさせ」 「私とあずにゃんがそろえば、無敵なんだよ~。出てきて、ゆいぐるみ」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン。 「ゆい先輩。さっきの技は出さないで下さい。爆破したら、洞窟なので、危ないですから」 「分かってるよ。あずにゃんは何の曲がいい?」 「何がいいって言われても、どんなのがあるか分かりませんですけど。じゃあ、とりあえず、ういを倒した技で」 「分かったよ~、ミュージックスタート(GO!GO!MANIACを想像して下さい)」 ゆい先輩のぬいぐるみがいつも通りに敵に群がっていきます。 「これが報告にあった、ぬいぐるみの攻撃か……!?」 「おれらにも群がってきてるぞ」 いつ見ても、すごい光景ですね~。ぬいぐるみとはいえ、ゆい先輩がたくさん群がっているんですから。私に群がったらどうなるんでしょうかね。皆が『あずにゃん、あずにゃん』って言って。って何考えてるんでしょうかね。 「さあ、皆、3列に並んで~。ゆいちゃん真拳奥義『突撃☆ゆいちゃんパレード』」 ゆい先輩の号令で3列に並び、ぬいぐるみはういの時よりも早く、敵に突っ込んでいきます。 「ギャ-‐--‐--------」 「糞がーーーーーーーーーーーー」 「覚えてろよーーーーーーーーーー」 三人のロケット団員も巻き込み、全ての敵を粉砕しました。訳の分からない技ですけど、威力は抜群ですね。 「さ、今のうちだよ」 「はい。行きますよ、ゆい先輩、イーブイ」 私はハッサムをボールに戻し、2匹(?)を素早く抱きかかえて、出口の方角に向かって走ります。 「こっちでいいの?」 「多分そうだと思います」 私は、全力で走り抜けました。もし、ゆい先輩とのんびり行ってたら、多分、1日じゃ無理でしたね。なんて、頭の片隅で考えてたら、太陽の光が見えてきました。 「あずにゃん、出口だよ」 「はいです」 私は限界が近い体に気合を入れ、出口を駆け抜け、おつきみやまの洞窟を抜けました。よし、このまま、ハナダシティまで行って、ポケモンセンターに……。 「待ってたぜ、ガキ共」 「!?」 9
https://w.atwiki.jp/nikopokekai/
「ポケットモンスターニコニコブルー」は「ポケットモンスターファイアレッド」を改造して作られたオリジナルのゲームです。 「ポケットモンスター」本編とは関係ありません。 こういうゲームだとたまに勘違いする方がいるようなので言っておきます。 このゲームはROM改造です。 改造コードを入力する方ではありません。 エミュレーターで遊ぶゲームです。 スタッフ募集中! このゲームを一緒に作って頂ける方を募集しています! 自信が無くても構いません! どんどん来てください! ちなみに仕事は以下の物があります。 セリフ・ストーリー考案係 改造係 ドット打ち係 BGM係 能力・キャラクター考案係
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/9596.html
このページでは【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】のキャラクター、 リップ の解説をする。 他の同名キャラクターは【リップ】を参照。 プロフィール 作品別 おもなセリフ 関連キャラクター コメント プロフィール リップ 他言語 種族 【人間】 性別 女 職業 【ジムリーダー】メイクアップアーティスト 手持ちポケモン 【クエスパトラ】【フラージェス】など 初登場 【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】 パルデア地方・ベイクタウンの【ジムリーダー】。 白いドレスを着た紫髪の女性で、エスパータイプの使い手。 メイクアップアーティストやモデルとしても活躍している。 一人称は「リップ」で、バブル世代を思わせるような業界用語をよく使う。 作品別 【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】 ジムリーダーの中でも上位の強さ。恐らく終盤に倒す事になる。 ジムテストは喜怒驚楽エクササイズ。 アカデミーの先生である【キハダ】がインストラクターを務める。 キハダは彼女とは子供の頃からの付き合いで負けた方が勝った方の言う事を何でも聞くというルールのポケモン勝負を行い、リップが勝利したため、キハダは言う事を聞く約束を守ってこのジムテストのインストラクターをやっているらしい。 キハダと同世代(25歳)であるとするなら、言葉使いに反してそれほど高い年齢ではないと思われる。 ハッコウシティの電光掲示板の広告にも登場している。 【オモダカ】の事はちょっと苦手で理由は、艶やかオーラでキャラが被るから。 【クエスパトラ】を手持ちにしているところも共通している。 手持ち 【リキキリン】♂Lv44 【サーナイト】♀Lv44 【クエスパトラ】♀Lv44 【フラージェス】♀Lv45マップの紹介文で上位の強さと言われるだけあってレベルが高い。彼女の【フラージェス】はテラスタルでエスパータイプになる。彼女に勝利した後の記念撮影ではヨガのポーズをしている。 強化版 リキキリン♂Lv65 サーナイト♀Lv65 クエスパトラ♀Lv65 【エルレイド】♂Lv65 フラージェス♂Lv66エルレイドが加わっている。 おもなセリフ リップの辞書に 哀しみ はない あっていいのは 驚きの美しさだけ…… 本当の 喜怒驚楽エクササイズ ○○ちゃんに 教えてあげる!再戦開始直前に言うセリフ。○○には主人公の名前が入る。このセリフで喜怒哀楽エクササイズではなく喜怒驚楽エクササイズである理由がわかる。 関連キャラクター 【キハダ】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14864.html
デルビルの体が光り輝き、デルビルの体が変化していき、輝きが収まると、ヘルガーになりました。 「やりましたよ、ゆい先輩。デルビルはヘルガーに進化しました」 「へー、これがヘルガーなんだね。とっても、可愛いね」 これが可愛い?うーん、それはどうでしょうね。 「ガルーラ」 片方の手に、傷を負った、ガルーラBが対峙します。そして、ヘルガーがBの傷ついた手に、ほのおのきばを繰り出します。 「ガルーラ」 Bは傷ついてない方の手で、その攻撃を受けますが、それでも、かまわずにヘルガーは手にがぶりつきます。炎のせいか、ジューと焦げる音がして、Bは苦痛の表情をさらに強めます。しばらくの時間が立ち、Bはヘルガーをやっとの思いで振り払います。 「ヘルガー、オーバーヒートです!」 「ヘル」 ヘルガーのフルパワーで、ガルーラに突っ込むます。 「ガルーラ」 それに対抗するように、ガルーラも、ヘルガーに突進してきます。 ガシャーン。 両者が激突し、その衝撃で、煙が出ます。煙が晴れると、両者は激突したままでしたが、どちらともなく、両方倒れてしまいました。 「引き分けですか。……!?戻って下さい、ヘルガー」 私は、慌てて、ボールにヘルガーを戻します。 「ガルーラ」 今まで様子を見ていた、Aの方が、気絶したヘルガーに追撃してきました。 「ガルーラ」 Aは仲間をやられた恨みか、睨みつけてきます。 「よし。あずにゃん、ここは私に任せて」 「大丈夫ですか」 「うん。ヘル太が頑張って進化したんだもん。私も頑張るよ」 そう言って、Aに対する、ゆい先輩。 「いっくよ~、ゆいちゃん真拳超奥義『こんなあずにゃんがいたら、ゆいはもう…!!』」 『幼馴染編』 『もう少し、早く起きてくださいよ~』 私は、今、あずにゃんの運転する自転車の後ろの荷台に椅子に座るみたいに座っている。つまりは二人乗りだね。良い子は真似しないでね。 『らくちん♪らくちん♪』 『何、のんきにしてるんですか。遅刻寸前なのに』 『遅刻寸前でもいいよ。あずにゃんと一緒にようやく登校できるし』 私達は1年違うしね。 『よくありませんよ、遅刻は』 『もう、真面目なんだから』 ギュッと後ろから、抱きつく。 『にゃ。運転中に何するんですか』 『にゃ、だって。可愛い~』 『あ、危ないですから、離れてくださいよ』 『……私ね、1年間、待ったんだよ。……こんな風に登校するの』 『……唯』 『……あずにゃん』 「いっくよ~。 ゆいちゃん真拳奥義『自転車☆パレード』」 たくさんのゆいぐるみが自転車に乗って、Aに突撃し、ガルーラを上に跳ね飛ばします。 「ゆい先輩、今の奥義は……」 「この奥義はちょっとした、寸劇に使われた、小道具を使って、攻撃を加えるんだよ」 「えーと、つまり……」 「今、使われたのは、自転車。だから、自転車を使ったんだよ」 「はあ、なるほど。ところで、寸劇は必要なんですか?」 「……」 「なんですか、今の沈黙は」 「……テンションをあげるためだよ」 「はあ」 「もう、何でもいいんだよ。次、行くよ~」 『メイド編』 ガチャ。 私の執事がリムジンのドアを開ける。 『どうぞ、ゆいお嬢様』 『うん、ありがとう』 私はリムジンを降りて、自宅への扉を開ける。 『お帰りなさい、唯お嬢様』 たくさんのメイドさんのお出迎え。その中心のツインテールの女の子、私専属のメイドさんが声をかけてくる。 『お帰りなさい、唯お嬢様』 『そんな、堅苦しくしなくてもいいんだよ、あずにゃん』 『いえ、これも、メイドの務めですから』 『もう。そんな堅苦しく、考えなくてもいいんだよ~』 私はあずにゃんに抱きつく。 『ちょ、皆、見てるんですよ』 『皆、見てなかったなら、いいのかい?』 『そんなことが言いたいんじゃありません!!』 『まったく、メイドさんなのに、ご主人様の言うことに逆らうのかな?』 『他の人にはご主人様ぶらないのに、私には言うんですね』 『だって、私はあずにゃんだけのご主人様でいたいから』 『な、何、恥ずかしいこと言ってるんですか、もう!』 周りのメイドさん達『和むな~、この2人を見てると』 「ゆいちゃん真拳奥義『メイドさん☆ヤッチャッテクダサイ』」 「任せてください、ゆいお嬢様」 私(?)達を温かい眼で、見ていた、劇中のメイドさんたちがガルーラに襲い掛かります。例えるなら、浦島太郎の亀をいじめてる感じですかね。 「ガルーラ」 ガルーラは傷つきながらも、立ち上がります。その眼はなにか、大切なものを守ろうとしているような眼です。私は辺りを見ると、ガルーラが出てきた穴から、なにが動いているのが見えます。 「次、いっく……」 「待って下さい、ゆい先輩」 「あう。なにさ、あずにゃん。せっかく、いい気持ちで奥義を出せると思ったのに」 「奥に何か、あります」 私が指差すと、ボロボロながらも、必死に立ち上がり、指差す方向を行かせないように守ろうとする、A。そして、さっき、ヘルガーと相打ちになった、Bとニューラと私が倒したCもやってきて、その先を守るように立ちます。 「やっぱり、何かありますね」 「お宝かな?」 「まさか」 その時、 「ガル……ラ」 弱弱しい鳴き声とともに、傷ついたガルーラDが出てきました。 「なるほど。このガルーラを守るために私達に攻撃を仕掛けてきたんですね」 だとすると、可哀想なことをした気がしますね。なんとかしてあげたいですが。 「ゆい先輩、この子の傷を治してあげて下さい」 「うん」 私の傷を治したみたいにするのかと、思ったら、カスタネットを出しました。 「ゆいちゃん真拳奥義『うんたん♪うんたん』」 カスタネットをリズムカルに叩く、ゆい先輩。実に可愛らしいですね。……ハッ、見とれてる場合じゃありません。ガルーラ達を見ると、あの、傷ついたガルーラだけでなく、私達が倒したガルーラたちの傷も癒えていきます。ついでに私の心も癒されま……ゴホン。 「ふう~、終わったよ」 「お疲れ様です。どうして、私が怪我した時にこの技を使わなかったんですか?」 「この技はポケモン用なんだ。それとも、あずにゃんにもしてほしかったの?」 「そういうことを、言いたいんじゃありません」 「ガルーラ」 ガルーラ達が私達によってきます。 「ガルーラ」 「何を言ってるんですか?」 「ありがとう、だって」 「ガルーラ」 「お礼にトンネルの出口まで、案内してくれるって」 「あ、ありがとうございます」 「ガルラ」 「では行きましょう、だって」 そして、出口に。 「ありがとうございました」 「ガルーラ」 「このご恩は忘れません、だって」 「それでは、また、会いましょう」 「じゃあね~」 私達はシオンタウンに向かおうとしました。 「ガルラ」 ガルーラのうちの1匹、3匹が守っていたDが話しかけてきました。 「ガルラ」 「えーと」 私はゆい先輩に目を向ける。 「私は、あなた達の優しさに感動しました。ぜひ、仲間にして下さいって」 「はあ。でも、いいんですか、仲間達とか」 私は後ろのがルーラを見ます。 「ガルーラ、ガルーラ」 「なんでも、可愛い子には旅をさせるものです。この子が行きたいというなら止めません。それにあなた方なら、大丈夫でしょう。どうか、こ の子をよろしくお願いします、だって」 ガルーラ達の真剣な目。なるほど、相当な覚悟なんでしょう。 「……分かりました」 私はガルーラにモンスターボールを当てて、ゲットします。 「わ~い、やったね、あずにゃん」 「はい!」 「ガルーラ」 私達は改めて、ガルーラと別れて、シオンタウンに向かいます。 「いい子達だったね」 「そうですね」 「次の町でも、そんな出会いがあればいいね」 笑顔で言う、ゆい先輩。今まで、嫌な人も多く会ってきましたからね。次の町では、平和にいきたいものです。 「はい」 まあ、ゆい先輩といれば、大丈夫ですよね。そんなことを思いながら、次の町であり、シオンタウンに向かいました。 イワヤマトンネル編② 「VSガルーラ 祝・初進化」 終了 ※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) ボックス 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ミニリュウ ガルーラ 澪 ゼニガメ 律 リザード サワムラー ニョロゾ ムギ フシギソウ カポエラー 純 うい シオンタウン編① 「ポケモンハウスを守れ!」 以下、投下 タマムシのとある地下施設 『これが例の……』 さわ子はロケット団の研究地下施設にある、培養液に浸されたポケモンを見て、言う。 『ええ。幻のポケモンといわれるポケモンミュウから採取された遺伝子を元に、私達が作り出したポケモン。……ミュウツー・プロトタイプよ』 さわ子の問いに、和は答える。このポケモンはさわ子達がでんせつのポケモンのうちの1匹、フリーザを捕獲する時にグレンタウンに寄った際にそこにある研究所に残された、ミュウの遺伝子を採取し、ロケット団にて、作り出したものだ。 『まだ、入手して短いのに、早いわね』 『研究所に資料もありましたしね。……これで、伝説の3匹と最強のポケモン、プロトタイプであるけど、ミュウツー。この4匹がいれば、私達が世界を掌握するのも……』 『ええ』 ―――― シオンタウン 「ここがシオンタウンですか」 イワヤマトンネルを抜けたのは夕方で、シオンタウンに到着したころには夜になってしまいました。シオンタウンはポケモンタワーっていうポケモンの墓場があり、幽霊が出るということで、大変に怖い町だということを噂に聞き、その噂にふさわしいかどうかは知りませんけど、おどろおどろしい雰囲気ですね。とりあえず、ポケモンセンターに行かないと……。 「すう……すう……」 ゆい先輩がさっきから、静かなのは、私の頭の上で、寝ているからですね。ゆい先輩の寝顔を見れないのは実にざんね……ゴホン。 「まずはポケモンセンターに行かないと」 暗い夜道を抜け、ポケモンセンターに着きました。 「これをお願いします」 私はゆい先輩達をジョーイさんに預け(当然に、ゆい先輩についてはいつもの問答をしましたが)、回復させます。その間にパソコンでミニリュウを預けて、ガルーラを手持ちにくわえます。そして、ジョーイさんに話しかけます。 「ジョーイさん。今日、宿泊所って、空いてますか?」 「ごめんなさい、今日は空いてないのよ」 「そうですか。今日はどうしようかな」 「一応、部屋じゃないけど、ポケモンセンターに泊まれるけど……」 ジョーイさんとともに、周りを見る。妖しい男の人がたくさん居ます。 「女の子が泊まるにはね……」 「そうですね。仕方がないので、ホテルに泊まることにします」 「でも、この時間から、泊めてくれるかしらね」 それはちょっと、不安ですけどね。 「気をつけてね。この町は夜になると出るらしいわよ」 「何がです?」 「ゆ・う・れ・い」 「まさか~。そんなことあるわけないですよ」 「ウフフ。それは冗談にしても、あなたは可愛いから、気をつけたほうがいいわよ」 「もう。さっきから、冗談ばっかりですね」 「冗談じゃないよ~」 奥から、回復を終えた、ゆい先輩達が来ました。いつの間にか、起きていたようです。 「あずにゃんは可愛いよ~。だって、私の彼女だもん」 「な、何を言ってるんですか」 「そうなの?可愛い彼女ね」 ジョーイさんはナデナデとゆい先輩の頭を撫でます。 「でしょ?えへへ~」 嬉しそうに笑う、ゆい先輩。でも、私には1つ否定しなければならないことがあります。 「恋人ではありません。恋人(仮)です」 私はロリコンではありませんからね。 「(仮)にどんな意味があるのかしら」 「一種の境界線らしいよ。もっと、素直になればいいのにね」 「そうね。あなたも大変ね。でも、頑張ってね」 「うん。ありがとね、ジョーイさん」 「どういたしまして」 「そこ、勝手に分かり合わないで下さい」 とりあえず、ポケモンセンターを出て、泊まる場所を探しに。 「怖いね、あずにゃん」 ゆい先輩は私の腕の中で、ギュッと抱きついてきます。まあ、さっきまで、寝てましたしね。 「ホテルの空きがあるといいんですけど」 一応、ジョーイさんに何軒かのホテルの地図をもらいましたけど、時間も時間ですしね、泊まれなかったら、どうしましょうか。 「あ。あれ、見て、あずにゃん」 ゆい先輩が指差す方を見ると、両手に食材などをたくさん持つ、老人の姿がありました。 「手伝ってあげようよ」 「そうですね。……もしもし、おじいさん」 私はおじいさんに声をかけます。 「なんじゃ。お前さんたちは」 「荷物が重そうだったので、手伝いましょうか?」 私がそう言うと、おじいさんは笑顔で、言いました。 「お嬢さん達ありがとう。ちょうど、重くて、辛かったところじゃ」 私は片方の手にある、袋をもらいました。なるほど、結構な重さですね。 「お嬢ちゃん達、この町の人じゃないじゃろ。名前はなんていうんじゃ?」 「私の名前は中野梓です。マサラタウンから来ました」 「私はゆいだよ~」 「わしはフジというんじゃ。お嬢ちゃん達はマサラから?随分と遠いところから来たのう。旅をしているのかね?」 「はい。ポケモンマスターになるために、バッチを集めてるんです」 「なるほど、なるほど。そっちのお嬢ちゃんは妹かね?それにしては似てないが」 「私はこれでも、ポケモンなんだよ、おじいちゃん」 「ほほう、お嬢ちゃんがかね?」 フジさんは子供が、将来は仮面ライダーになるって言う子供を見る目でゆい先輩を空いてる手で撫でます。 「うぅ、信じてくれない」 「すいません、信じられないかもしれないんですけど、一応、この子はポケモンなんです」 いつもの動作を片方の手で行う。もう、慣れたものですね。 「ふーむ。これは面白いのう」 フジさんが感心して言う。まあ、逆の立場だったら、私でも、同じことを言いますけどね。しばらく歩いていくと、ポケモンハウスって、書い てある、施設に着きました。 「ここは……?」 25